寅さんの回想記

スポーツや映画を中心に投稿します。

2017年1月のブログ記事

  • ●映画「落語娘」

    ●「落語娘」 ●解説: 新鋭作家・永田俊也の同名小説を原作に、呪われた噺(はなし)に挑むことになった異端の師匠と、その弟子である女前座の奮闘をユーモラスに描いた人間ドラマ。  『櫻の園』の中原俊が監督を務め、落語に己の思いをかける人間たちの愛と情熱を映し出す。 ヒロインの女前座には『着信アリ2』の... 続きをみる

  • ●映画「おくりびと」

    ●「おくりびと」 ●遺体を棺に納める納棺師となった男が、多くの別れと対峙する、本木雅弘主演の人間ドラマ。一見地味だが、人生の最期に必要な職業を通して、家族や夫婦愛のすばらしさを描くストーリーリストラを機に帰郷した、チェロ奏者の大悟。高給と短い労働時間にひかれ、求人に応募した彼だが、その内容は棺へ遺... 続きをみる

  • ●映画アニメ「崖の上のポニョ」

    ●「崖の上のポニョ」 ●(監督:宮崎駿(声の出演)、山口智子、所ジョージ海を臨む崖の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、瓶に入り込んで動けなくなっていたさかなの子・ポニョを助けた。  一緒に過ごすうちにお互いのことを好きになる2人だが、ポニョの父親・フジモトによってポニョは海へ連れ戻されてしまう。 そ... 続きをみる

  • 倍賞千恵子(バイショウチエコ)

    倍賞千恵子(バイショウチエコ) プロフィール [生年月日]1941年(昭和16年)6月29日 [星座]かに座 [出身地]東京 [性別]女 [血液型]B型 [身長]159cm [体重]48kg [ジャンル]歌手・アーティスト/女優 庶民派女優の代表格、倍賞千恵子。なんといっても、寅さんの妹・さくら役... 続きをみる

  • 渥美清(アツミキヨシ)

    渥美清(アツミキヨシ) 1928年(昭和3年)東京市下谷区車坂町(現・上野七丁目)に生まれる。 本名は田所康雄(たどころ やすお) 終戦後、旅回り一座の裏方から、役者となり ストリップ劇場のコメディアンとして浅草の名門フランス座に出演。 結核で3年間の療養生活ののち認められてテレビ界に進出。 日本... 続きをみる

  • 山田 洋次映画監督特集

    山田 洋次(やまだ ようじ、1931年(昭和6年)9月13日生まれ)は、大阪府豊中市出身の映画監督、脚本家、立命館大学映像学部客員教授。  川島雄三、野村芳太郎の助監督を経て、1961年に『二階の他人』でデビューする。 以降、『男はつらいよ』シリーズをはじめとする膨大な数の人情劇を、実に精力的に発... 続きをみる

  • 最終章(第48作)寅次郎紅の花

    (第48作)寅次郎紅の花  (浅岡ルリ子);;(リクエスト第4位) 肝臓癌に侵された渥美清の体力の衰えは誰の目にも明白で、撮影現場にいた人は皆、 この作品が寅さんシリーズの最終作になると分かっていたのだと思います。 声に力が無く、普通に座っているのも辛そうな寅さんは痛々しかったです。 その中で、寅... 続きをみる

  • (第47作)拝啓車寅次郎様

    (第47作)拝啓車寅次郎様 (かたせ梨乃);<公開94.12 > 渥美清の体力の衰えが目立ってきた作品です。声に張りが無くなり、演じていること自体も少々辛そうでした。  いっそのこと、かたせ梨乃の絡みは全部省いて、小林幸子の売れない歌手との出会いだけにした方が良かったかもしれません。 一方、満男の... 続きをみる

  • (第46作)寅次郎の縁談

    (第46作)寅次郎の縁談 (松坂慶子);<公開93.12>;(リクエスト第3位) 松坂慶子が当時80歳代後半だった新国劇の大御所、島田正吾とタンゴを踊ったのが話題になった作品。 渥美清がまだ何とか声をさせる時代で、瀬戸内海の風景がとても印象的な作品でした。

  • (第45作)寅次郎の青春

    (第45作)寅次郎の青春 (風吹ジュン);<公開92.12> 個人的にはシリーズ中で最も好きな作品、それゆれにかけがえのない作品として最高の評価となる、 リリーを除けばシリーズ中で本作の風吹じゅん演じる髪結いこそ寅次郎にもっとも相応しい相手だろうとおもう。 夫としての寅次郎がもっとも納まりのいい場... 続きをみる

  • (第44作)寅次郎の告白

    (第44作)寅次郎の告白 (吉田日出子);<公開91.12> 満男が泉に、「男には美しい花を眺めていたいというタイプと、奪ってしまいたいというタイプがいる。」と説明し、 寅さんが女性を射止められない理由を説明する。 とてもいい表現だ。 さらに博に、「就職のコトをそんなふうに考えるなんて不真面目だ!... 続きをみる

  • (第43作)寅次郎の休日

    (第43作)寅次郎の休日 (後藤久美子);<公開90.12> 甥の満男を追いかけ九州へやってきた寅次郎の奮闘を描いた、後藤久美子、 夏木マリをマドンナに迎えて贈る人情ドラマシリーズ第43作。渥美清、倍賞千恵子、吉岡秀隆ほか出演。

  • (第42作)ぼくの伯父さん

    (第42作)ぼくの伯父さん (檀ふみ);<公開89.12> しばらくマンネリ調の作品が続き、低調だった寅さんシリーズは、吉岡秀隆の相手役として後藤久美子を迎え、満男と泉の恋物語を中心に話を進める「ゴクミシリーズ」になって見事に復活したと思います。 その第一作がこの「ぼくの伯父さん」です。終盤、寅さ... 続きをみる

  • (第41作)寅次郎心の旅路

    (第41作)寅次郎心の旅路 (竹下景子);<公開89.08 > 寅さんシリーズの中で、唯一海外ロケをした作品でしたが、ウィーンを歩く寅さんにはちょっと無理があり、 竹下景子の恋物語も中途半端でした。但し、前半の自殺を図った柄本明を助けるお話は、 笹野高史やイッセー尾形の怪演も有り、非常に楽しめまし... 続きをみる

  • (第40作)寅次郎サラダ記念日

    (第40作)寅次郎サラダ記念日  (三田佳子); 葛飾柴又生まれのテキ屋“フーテンの寅”の活躍を描いた、 渥美清主演で贈る傑作人情映画のシリーズ第40作が待望のDVD化! 小諸の駅前で知り合った老婆に気に入られ、楽しい一夜を過ごした寅だったが、実は彼女は、不治の病に侵され、 余命いくばくも無かった... 続きをみる

  • (第39作)寅次郎物語

    (第39作)寅次郎物語 (秋吉久美子);<公開87.12 > この作品を見て、山田洋次監督と秋吉久美子の相性の悪さを感じました。秋吉久美子演じる隆子は、 化粧品を売りながら旅するセールスウーマンで、陰のある女だけに、上手く描けば「あじさいの唄」の いしだあゆみのような印象的な役柄になったのにと残念... 続きをみる

  • (第38作)知床慕情

    (第38作)知床慕情 (竹下景子);<公開87.08> この作品は、竹下景子が出演した三作の中の最高作であるばかりではなく、 「男はつらいよ」シリーズの中でも最高傑作の一つではないかと思います。 特に三船敏郎の頑固な老獣医と淡路恵子のスナックのママの恋物語、 それを取り巻くすまけいの”船長”ら心優... 続きをみる

  • (第37作)幸福の青い鳥

    (第37作)幸福の青い鳥 (志穂美悦子);<公開86.12> 寅さんシリーズの初期の作品でしばしば登場した旅芸人の娘、小百合が志穂美悦子になって再登場したのにはびっくりしました。 実生活では、この共演がきっかけで彼女は長淵剛と結婚し、芸能界を引退してしまいましたが、 この作品の中での二人の相性は決... 続きをみる

  • (第36作)柴又より愛をこめて

    (第36作)柴又より愛をこめて (栗原小巻);<公開85.12 > 36作は、家出したタコ社長の娘、あけみ(美保純)を寅さんが下田に探しに行くという前半の設定が良く、 美保純が今までの作品の中で一番活きていました。 栗原小巻の式根島小学校に残り、 婚期を逃してしまった先生は適役だったのに、後半の川... 続きをみる

  • (第35作)寅次郎恋愛塾

    (第35作)寅次郎恋愛塾 (樋口可南子);<公開85.08 > 今回は、ヒロイン(樋口可南子)に惚れながらも、彼女に恋する司法浪人(平田満)を寅さんが応援するという 今迄とは異なる状況設定なので、 結構楽しめました。 長崎・五島で一夜を提供してくれた老婆の死など脚本がなかなか良かったです。  松村... 続きをみる

  • (第34作)寅次郎真実一路

    (大原麗子);<公開84.12> 第34作は松竹創立90周年記念として製作されましたが、寅さんと仲良くなった証券会社の課長(米倉斎加年)が失踪してしまう、 結構深刻な話で、残された妻(大原麗子)がシリーズ中でも最も暗いヒロインの一人として描かれています。 ある対談で、山田洋次監督が「最も創作するの... 続きをみる

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  • (第33作)夜霧にむせぶ寅次郎

    (中原理恵);<公開84.08> 今作品は、マドンナに中原理恵を迎えて、複雑にからんだ話です。そして懐かしい顔も見られたり(舎弟の登)、寅さんが説教したり。  男はつらいよを見てると、自分も旅をしている気分になれる、日本中のきれいな景色を見たり、いろいろなお祭りを見たり、また、 今の世の中殺伐とし... 続きをみる

  • (第32作)口笛を吹く寅次郎

    (竹下景子)(リクエスト第2位); 住職代行に収まってしまう寅次郎のおかしさもさることながら、松村達雄の住職や長門勇の旦那、関敬六のタクシー運転手など 高梁市の寅さんを取り巻く人々が実に良いです。中井貴一と杉田かおるの恋も中途半端には描かれていませんし、 御前様の煩悩のシーンなども笠知衆の名場面で... 続きをみる